首都圏で大規模停電

今日(14日)の朝に首都圏で大規模な停電が発生し、件数が139万1,000件にも上ったとのことです。
クレーン船が送電線に接触したのが原因です。

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この停電で、鉄道に遅れが出たりなどの影響が出ましたが、金融市場にも一部影響が出ました。
東京証券取引所は通常通り9時から取引を開始しましたが、国債の現物取引の開始時刻が通常より遅められたり、一部の証券会社でコールセンターがストップしたりしました。
また、停電によって一部の金融機関が資金を急いで確保しようとしたために、日本銀行は混乱を抑えるために1兆円の即日資金供給も行いました。

幸い、株価には影響はなく、今日の日経平均株価は先週末より上昇して引けました。
ただ、事故の時間帯がもっと後だったなら、取引の停止などで、株式市場にも影響が出ていたのではないかと思われます。

電力網は、一箇所が切れてもそう簡単には大停電にならないように、バックアップの体制が作られているはずです。
しかし、今回の事故のように、バックアップが手薄なところもあるようです。