「12dailypro」摘発

アメリカの「オートサーフ」サイトの「12dailypro」が、SEC(アメリカの証券取引委員会)に証券取引法違反で摘発されたとのことです。

元記事はこちら

「オートサーフ」は、広告のホームページを見るだけで、高い配当が得られるとした商法です。
アメリカには多数のオートサーフサイトがあります。

12dailyproの場合、1日に12件の広告を見て、その作業を12日間続けると、投資した金額に44%もの配当をつけて支払うとしていました。
これを繰り返せば、資金があっという間に増えることになります。
このようなことから、30万人もの会員を集めたとされています。

しかし、どう考えても、わずか12日で44%もの配当を安定的に出すことは不可能です。
配当できるとすれば、ねずみ講以外には考えられません。
実際、12dailyproでも、新規会員から集めたお金を既存の会員に分配していたということです。

オートサーフはインターネットに接続できる人なら誰でも参加でき、日本でも参加していた人が多数いるようです。
Yahooで「オートサーフ」で検索すると、多くのページがヒットします。

「短期間で大きく儲かります」といったような甘い言葉で、人を騙す商法がよく出てきますが、そんな都合の良い話はあり得ません。
インターネットの普及に伴って、オートサーフのように、幅広く被害をもたらすような商法も見られるようになってきました。
「世の中に甘い話はない」ということを、今まで以上によく頭の中に入れておくべきです。