大納会

今日(12月30日)は日本の株式市場の年内最後の取引日(大納会)でした。
取引開始直後は前日の終値より高かったですが、ここまでの株価上昇が急だったこともあって、残念ながら、前日より値下がりして終わってしまいました。

もっとも、日経平均株価の終値は16,111円で、年初に比べて約40%も値上がりしました。
2003年から3年連続の上昇になりましたが、「3年連続の上昇」は1993年~95年以来10年ぶりのことです。
今年の前半は株価は上がったり下がったりでしたが、後半はデフレ脱却期待などによって非常に力強い上昇になりました。

来年の株価がどうなるか気になるところですが、中には「日経平均株価が20,000円を越える」といった強気の声もあります。
経済環境が大きく変化しなければ、20,000円を越えるかどうかはともかく、中期的には上昇基調が続きそうな感じではあります。
短期的にはこのところの急上昇に対する調整もありそうですが、それをこなしてさらに株価が上昇してくれることを祈りたいです。

ただし、2004年/2005年とも、4月から5月にかけて株価が急落する現象が起こりました。
「二度あることは三度ある」とも言われますし、来年の春先には株価が急落することもあるかも知れません。その点には注意が必要かと思います。

また、バブル崩壊以降、TOPIXが1700ポイント台まで上昇すると、そこで腰折れしてしまうという現象が起こっています。
TOPIXの今日の終値は1649.76ポイントで、1700ポイント台まであと少しです。
TOPIXが1700ポイント台を越えることができるかどうかも、来年の株式市場を占う上で需要なポイントになると思われます。

↓1991年以降のTOPIXの推移
1991年以降のTOPIXの推移