SerialATA接続RAMDISKの「iRAM」

Gigabyteはマザーボードなどのパソコンパーツのメーカーですが、そのGigabyteから「iRAM」という製品が発売されました。

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メモリをディスクのようにすることができるもので、一般的なDDR SDRAMを4枚装着することができます。
最大で4GBのメモリを搭載することができます(1GB×4枚)。
メモリはハードディスクよりも高速に読み書きできますので、ハードディスクへ頻繁にアクセスするようなソフトを使う場合に威力を発揮します。

メモリをディスク代わりにすることを、「RAMDISK」と呼びます。
かつて、MS-DOSが全盛だった頃は、パソコンにメモリボードを増設してそれをRAMDISKにし、処理をスムーズにすることがよく行われていました。
例えば、かな漢字変換の辞書をRAMDISKに入れておいて、変換を高速に行えるようにしたりしていました。
しかし、Windowsが主流になるにつれて、メモリが大量に必要になり、RAMDISKは使われなくなりました。

「iRAM」は、上記のような昔のRAMDISKを彷彿とさせる製品だと言えます。
ただ、昔のRAMDISKとは違って、電源を切っても内容が消えません。
また、ハードディスクと互換の動作をするので、OSをインストールするのにも使うことができます(4GBだと容量がやや厳しいですが)。

iRAM本体が約2万円で、メモリは別途必要なので、値段が高くなるのがネックです。しかし、それを差し引いても面白い商品だと思います。
パソコンマニアの注目も高いようです。