権利付き最終日

9月も残すところあとわずかになりました。
日本の企業は3月決算のところが多いですが、9月に中間決算をして、中間配当を出すところも多いです。
また、中間配当とともに、株主優待が出る企業もあります。

中間配当や株主優待をもらうためには、「権利付き最終日」までに株を買う必要があります。
明日(26日)が、権利付き最終日です。

中間配当や株主優待をもらうためには、決算日までに株主になっている必要があります。
それには、決算日を含めて5営業日前に株を買っておく必要があります。
その日を「権利落ち最終日」と呼びます。
9月30日が中間決算の場合、30日は金曜日なので、そこから5営業日さかのぼると、明日26日が権利落ち最終日です。

もっとも、配当や株主優待が良い銘柄は、権利確定が近づくと人気化して株価が上がる傾向があります。
そのため、権利付き最終日に買うと、株価が高い時点で買ってしまうことになりがちです。

また、権利付き最終日を過ぎて、配当や株主優待の権利がなくなると(権利落ち)、株価はおおむねその権利分だけ下がります。
ただ、権利分以上に株価が下がることもよく見られます。
したがって、配当や株主優待を狙って株を買うなら、権利落ちして株価がぐっと下がったタイミングを狙う方が良いと思います。