公的年金の運用が累積黒字に

7月14日のニュースによると、年金資金運用基金(旧年金福祉事業団)による運用の2004年度末の累積損益が、6,008億円の黒字になったそうです。

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世界的な株価上昇傾向や、円安が徐々に進んだことなどから、2004年度単年での運用収益が2兆2,419億円の黒字になり、累積損失を解消して黒字になったということです。
2002年度末時点には6兆円を超える赤字があったとのことで、大幅な改善だと言えます。

「公的年金を株で運用するな」という方も多いようです。確かに、株価は上がったり下がったりしますので、短期的に見れば損失になることもあります。
しかし、経済が発展すれば、長期的にはそれに伴って株価も上がっていくのが基本です。
皆が努力して経済を発展させれば、長い目で見れば自分達の年金に反映されることになります。

少子高齢化など、経済の発展を妨げる要因もありますが、そういったことに負けないで前向きに生きていくことが、年金不安を解消する一つの方法だと言えるでしょう。