原油高の株価への影響

最近、また「原油高」が新聞などで話題になるようになってきました。
中東情勢の不安定さや、中国などの消費の拡大など、いくつかの要因が重なって原油高が起こっています。
23日には、ニューヨークの原油先物取引市場で1バレル=60ドルに到達しました。この1年でおよそ倍に値上がりしています。

原油の高騰を受けて、株価にも影響が出ています。
ニューヨークダウは、23日と24日の2日間で約3%急落しています。
24日の日経平均株価は、いったん下がったものの終値では持ち直していましたが、シカゴの日経平均先物が11455円まで下がっています。
月曜日の日経平均株価はマイナスでスタートすることになりそうです。

原油高はまだ続くと見られていますが、そうなれば石油関連製品の価格が上がります。
ガソリン価格の上昇などで個人消費を冷やすことになりますし、燃料費が上がることなどで企業の業績に悪影響を与えます。
そうなれば、中期的にも株価にも悪影響が出ることが考えられます。

原油価格の動向は、今後の景気を占う上で非常に重要です。注目していきたいと思います。