あれから10年

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今日(4月23日)、「Windows XP Professional x64 Edition」(64ビットCPU用のWindows XP)が発売になりました。
すでに、AMDの「Athlon64」など、64ビットCPUは出回っていて、Linux等の64ビット版も出ていましたが、Windowsも64ビット版が正式に発売されたことで、64ビットCPUをより使いやすい環境が整うことになります。

秋葉原のいくつかのパソコンショップでは、深夜0時からWindows XP x64 Editionの発売が行われたそうです。
数百人程度の人が、深夜販売でWindows XP x64 Editionを購入したそうです。

元記事はこちら

ところで、現在は32ビットCPUが主流ですが、32ビット時代は「Windows 95」とともにやってきたと言って良いと思います。
Windows 95が日本で発売されたのは、1995年11月23日でした。およそ10年ほど前のことです。
その日も深夜0時からWindows 95の発売がスタートしました。秋葉原のそれぞれのパソコンショップにかなりの列ができ、お祭り騒ぎになっていました。
ネットで検索してみると、その当時の様子について書かれたページがまだ残っていました。→1 2 3 4

そのときは私も秋葉原に行き、LaOXザコンピュータ館で列に並んで、Windows 95を購入しました。
たまたまNHKからインタビューを受け、翌日のテレビのニュースにほんの数秒間登場したりもしました(笑)。
「これまでパソコンと付き合ってきた中で、もっともエポックメイキングな出来事だ」というようなことを言ったことを覚えています。

あれから10年がたちましたが、その間にパソコンは爆発的に普及し、今ではごく当たり前のものになりました。
その一方で、10年前のような「熱気」や「ワクワク感」は、どんどん失われてきたように思います。
そういえば、Windows XPが出たときにも秋葉原等で深夜販売がありましたが、Windows 95の時の数分の1の人出しかなかったです。

64ビット時代が本格化すれば、何か新しいことが起きるのかも知れません。
ただ、ここ数年を振り返ってみて、かつてのような劇的な変化はあまり期待できそうにありません。
これからパソコンはどこへ向かうのか・・・非常に気になるところです。