待ち遠しいCSS3

先日のエントリーで書いたように、現在スタイルシートのリファレンス本を書いています。
その際に、W3CのCSSのサイトを参考にしていますが、そこには次期CSSの「CSS3」の情報も出ています。

CSS3は、現在のCSS2よりも大幅に機能が拡張されています。CSS2では難しいことが、CSSだとあっさりできてしまうこともあります。
「今これが使えたら、どんなに便利だろう」と思うこともあり、CSS3が使えるようになる日が待ち遠しいです。

例えば、ulタグでツリー表示をしようとすると、最後の要素とそれ以外の要素で、ツリー用のイメージを変えることが必要です。
今のWebブラウザでその処理を行おうとすると、JavaScriptなどでプログラムを組んで、最後の要素だけ適用するクラスを変える、といった処理をすることになります。
一方、CSS3には「:last-child」という擬似クラスがあります。「ある要素の子要素のうち、最後のものだけにスタイルシートを適用する」というものです。
これを使えば、プログラムを組まなくてもツリー表示をできるようになるはずです。

もっとも、CSS3が正式に策定されて、それがWebブラウザに取り入れられ、さらに世の中の大半のWebブラウザがCSS3対応になるまでには、あと数年はかかることでしょう。
早くその時が来て欲しいものです。