日本通信がSIMフリーiPhone4用のmicroSIMカードを発売

日本通信が、SIMフリーのiPhone4用に、NTTドコモの3Gネットワークで接続するためのmicroSIMカードを発売することを発表しました。
「talking b-microSIM プラチナサービス」という名前で、8月26日から、優先リザーブメールで登録していた人から順に販売を開始します。

日本通信のニュースリリース

現在、ソフトバンクモバイルが扱っているiPhone4は、SIMロックがかかっているため、ソフトバンクモバイルの3Gネットワークでしか使えません。
しかし、サービスエリアの広さ等の問題から、NTTドコモの3GネットワークでiPhone4を使いたいという人は、多いのではないかと思われます。
日本通信のtalking b-microSIM プラチナサービスは、このようなユーザーのニーズに対応するサービスです。

月額料金は6,260円です。
データ通信は定額で利用することができます。
サービス名に「プラチナ」が入っているだけあって、通信速度の上限はある程度緩和されるようです。
ニュースリリースには、「Ustreamブロードキャストもお任せください。」との文言もあります。

また、テザリング機能にも対応し、BluetoothまたはUSBでパソコン等を接続して通信することもできます。
ただし、テザリングでは通信速度は制限されます(ベストエフォート300kbps超)。

電話も可能で、月額料金に1,050円分の無料通話分が含まれます。
無料通話分を超えた場合は、30秒あたり21円の料金がかかります。

iPhone4の端末代金が別途必要であることを考えると、ソフトバンクモバイルと比較して、料金的には決して安いとは言えないです。
また、SIMフリーのiPhone4を自力で調達する必要があり、万人向けでもありません。
ただ、NTTドコモの3Gネットワークが使える点や、テザリングに対応している点、また2年縛り等がないことが、メリットとしてあげられます。
どの程度のユーザーを呼び込めるか、今後に注目したいです。

なお、iPhone4をデータ通信に使う「b-microSIM U300」も発売されます。
b-mobileSIM U300のmicroSIM版で、料金もb-mobileSIM U300と同じです(1年契約で29,800円など)。
データ通信専用にiPhone4を使い、通話は別の携帯電話で行いたい方には、b-microSIM U300の方が適しているかも知れません。