円高/株安が続く

このところ、円高の動きが続いています。
昨日は一時的に1ドル=83円台をつけ,1995年以来およそ15年ぶりの円高水準になっています。
また、円高による輸出企業の業績悪化懸念等から、日経平均株価も9,000円台を割り込みました。

昨日は、アメリカで中古住宅販売件数が予想以上に大幅に落ち込んでいることが発表されました。
これにより、アメリカの景気悪化懸念が広がって、ニューヨークダウが一時1万ドルを割り込むまで下落しました。

また、円高が進んでいるにも関わらず、政府や日銀からは口先介入が出るだけで、これといった対策が出てきません。
このことも、円高に拍車をかけています。

円高が進むと、外需頼みの日本企業にとっては、ダメージが大きいです。
そのため、株価も下落が進んでいます。

昨年春から今年春にかけて、株価が上昇しました。
その間に、日経平均株価が9,000円付近まで下落したことが2回ありました。
今年春以降の株価下落でも、7月以降は9,000円割れしそうになる局面が何度かありましたが、これまでは何とか持ちこたえてきました。

しかし、ここにきて9,000円の壁がくずれた形になっています。
チャート的には、さらに下値を模索しそうになってきました。
一気に8,500円近辺まで下がってもおかしくなさそうです。

円高・株安の動きには注目が必要だと言えるでしょう。

2009年1月以降の日経平均株価の動き