Aspire 1410使用レポート(その1)

Aspire 1410iconこのところ、ネットブックよりワンランク上の「CULV(※)ノート」が増えています。
中でも、Celeron SU2300やCelreon 743等を搭載したCULVノートは、値段的にネットブックとの差が小さく、現在人気になっているようです。
当方でも、ネットブックからの買い替えで、Acerの「Aspire 1410」を購入しました。
その使用レポートを数回に分けてお届けします。

(※)CULV
「Consumer Ultra Low Voltage」の略で、低価格モバイルノートパソコン向けのCPUのことです。

Aspire 1410の概要

Aspire 1410は、Acerから発売されたばかりのCULVノートです。
59,800円あたりが相場のようですが、IO Plazaでは53,800円(さらに、当記事執筆時点では5%ポイント還元あり)と、実質的には5万円強で購入することができます。

主要なスペックは以下のようになっています。

CPUIntel Cerelon SU2300(1.2GHz)
メモリDDR2 SO-DIMM PC2-5300 2GB(2スロット中1スロットを使用、最大4GB、デュアルチャンネル対応)
ハードディスク250GB(Serial ATA/5400回転/2.5インチ)
ディスプレイ11.6インチワイド/1366×768ピクセル
ネットワーク1000Base-T/100Base-TX/10-BaseT
無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)
各種ポートUSB 2.0×3/VGA/HDMI/5 in 1カードリーダーなど
サイズ幅285mm×奥行き204mmx厚さ22.~30mm
重量1.38Kg
バッテリー6セル(連続使用時間は公称で7時間)
OSWindows 7 Home Premium(64bit)

ネットブックよりワンランク上のスペック

記事の最初に書いたように、Aspire 1410はネットブックよりワンランク上のスペックになっています。

CPUのクロックは、ネットブック用のAtom N270(1.6GHz)やN280(1.66GHz)と比べると低いです。
しかし、Celeron SU2300はCore2 Duoの廉価版的なCPUで、性能的にはAtomより上です。

また、Atom搭載ネットブックではメモリの上限が2GBです。
一方、Aspire 1410は4GBまで増設できるので、メモリを消費する作業にも使えます。

液晶の大きさが11.6インチワイドで、重さが1.38Kgあるので、10インチ/1Kg強クラスのネットブックよりはやや携帯性に劣ります。
とは言え、スペックとサイズ/重さのバランスを考えると、十分だと思います。

ネットブックとの比較

当方では、これまではHPのネットブックのMini 2140を使っていました。
そこで、ベンチマークソフトの「HDBench」を使って、Mini 2140とAspire 1410の両方でベンチマークをとってみました。
OS環境が異なるため(Mini 2140はWindows XP SP3)、単純な比較はできませんが、総合スコアで見て、Aspire 1410はおおむねMini 2140の2倍程度の性能が出ています。


図を大きく表示

「できるだけコンパクトで軽い方が良いが、性能もある程度欲しい」という方なら、ネットブックよりもAspire 1410の方がお勧めだと言えるでしょう。