株安/円高/商品高

今日の日経平均株価の終値は、先週末から454.09円下がって、11.787.51円でした。
およそ2年7ヶ月ぶりに12,000円を割り込みました。

一方、ドル安円高も急激に進んでいて、12年7ヶ月ぶりに1ドルが95円台に突入しました。
他方では、原油や金などの値上がりが続いています。

アメリカの証券会社大手のベア・スターンズが資金繰り難に陥り、14日にJPモルガン・チェース経由でニューヨーク連銀経由で融資を受けるという発表がありました。
さらに16日には、ベア・スターンズ救済のために、JPモルガン・チェースが買収することが発表されました。

このことから、米系の金融機関に対する不安が再燃し、先週末のアメリカ市場はマイナスで終わりました。
今日の東京株式市場もその流れを受けて、大幅なマイナスとなりました。

また、上記のようなことからドルも売られてドルが世界各国の通貨に対して下落しています。
その流れで、相対的に円高も進んでいます。

一方、ドルが安くなったことで、相対的に商品の価値が高まって値上がりが進んでいます。
石油は1バレル=100ドルを軽々と超え、金も1トロイオンス=1,000ドルの壁を越えました。

サブプライムローン問題に端を発した金融不安は、沈静化するどころか、あちこちに拡大している状況です。
また、それに加えて、日本では政治が停滞していて、経済対策が行われる状況ではありません。
日本株の反転は、当面は期待できそうにありません。