Serene Bach 3.0のβがリリース

SereneBachは、日本人が開発したBlogツールの中では、比較的人気があります。
Movable TypeやWordPressはCMS化が進んで巨大になってきましたが、SereneBachはシンプルで、サーバーインストール型のBlogツールの中では分かりやすい方です。

そのSereneBachの新バージョン「3.0」の開発が進められています。
これまではα版として希望者にのみ配布されていましたが、昨日にβ版が一般向けに公開されました。

なお、昨日にβ001が公開されましたが、インストールができない不具合があって、β002が今日リリースされています。

これまでのSerene Bachでは、Blogのデータをテキストファイルに保存していました。
そして、ページを再構築する際には、テキストファイルをPerlで自力で処理する仕組みを取っていました。

しかし、Blogの記事数が増えれば増えるほど、テキストファイルを処理する方式だと、パフォーマンスが低下します。
場合によっては、負荷が高くなって、再構築時に500エラーが起きてしまうこともあります。

そこで、Serene Bach 3.0では、MySQLまたはSQLiteのデータベースに、Blogのデータを保存できるようになりました。
これらのシステムは、大量のデータを効率良く処理するために作られていますので、これまでのSerene Bachよりもパフォーマンスが上がることが期待できます。
ただ、この変更に伴って、基本的にはデータの互換性がなくなるということです。

管理画面のデザインは、全体的な雰囲気はこれまでのものと同じですが、若干デザインが変わっています。

↓ログインしたときのメニュー
sb3b_01.gif

テンプレートの編集ページには、構文強調表示の機能が追加されています。

↓テンプレートの構文強調表示
sb3b_02.gif

システムの内部的には変化が多いようで、Serene Bachのサイトには、以下のように記載があります。

  • テンプレートエンジンが刷新されました
  • テンプレートの仕様が一部変更されています
  • プラグインの互換性が保証されません

当BlogではSerene Bach 2.x用のプラグインをいくつか公開していますが、3用に作り直すことが必要になりそうです。
プラグインのAPI等は後日公開する予定ということですので、その後に対応を考えたいと思います。