「WordPressで学ぶPHP(3)関数編」を発売しました。
本書は「WordPressで学ぶPHP(1)変数・制御構造編」「WordPressで学ぶPHP(2)データ構造(配列・オブジェクト)編」の続編にあたり、PHP組み込みの関数や、独自の関数を作る方法などを解説します。
Kindle本で、定価400円です。
Movable Type 4への移行が進んでいない?
Movable Type 4がリリースされて1か月強が過ぎました。
しかし、現状では、Movable Type 4に移行した方はまだあまり多くないようです。
TrackFeedのRSSでリンク元を見ると、Movable Typeのログインのページにたどり着くことがよくあります。
当Blogで公開しているプラグインを使っていて、そこからのだと思われます。
ただ、それらのサイトの大半は、現状でもMovable Type 3.3xのままで、Movable Type 4の方はごくわずかです。
Movable Type 4に移行しない理由として、以下のような点が多いと思われます。
- 1.使っているプラグインがMovable Type 4に対応していない
- 2.Movable Type 4のテンプレートの構造が分かりにくい
- 3.管理画面の動作が重い
- 4.再構築が重い
1.の問題は、時間がたてば徐々に解決していきます。
また、2.の問題は、Movable Type 3用のテンプレートをMovable Type 4で使えば、ある程度は解決できます。
ただ、3.や4.の問題は、簡単には解決することはできません。
Movable Typeは、バージョンアップするにつれて巨大化が進んでいます。
システムが大きくなるほど、読み込むのに時間がかかりますので、動作が重くなっていきます。
Movable Type 3.34以降では、FastCGIを使って、起動を高速化する機能があります。
しかし、個人向けのレンタルサーバーでは、FastCGIはまず使うことができませんので、この手法を使える人はごく限られています。
また、Movable Type 4では、管理画面でJavaScriptをかなり使っています。
JavaScriptが多くなると、その処理に時間がかかるようになりますので、管理画面が重くなってしまいます。
このようなことから、Movable Type 4への移行を促すには、動作の軽い「Lightバージョン」のようなものが必要なのではないかと思います。
オープンソース版のMovable Typeが出れば、Lightバージョンを作るプロジェクトが立ち上がるかも知れません。