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「こんとあき」は大阪駅から旅に出た?
林明子さんの絵本「こんとあき」は非常に有名で、私も読んだことがあります。
ある駅から列車に乗って、おばあさんが住む「さきゅうまち」へ向かうという話です。
ただ、「具体的にはどこからどこへ行ったのか?」という疑問を感じた人もいるようで、「ほんのひきだし」というサイトでは「東京から鳥取」という推測がされていました。
しかし、私は出発駅は大阪だと思います。
「こんとあき」の表紙には、ホームで列車を待つ二人の姿が描かれています。
この絵を見たときに、私の記憶にある昔の大阪駅の景色に近かったので、「これは大阪駅」だと思いました。
大阪駅のホームは西南西から東北東の方向に伸びていますが、この絵が大阪駅だとすると、ホームから東方向を見たときの感じになっています。
ホームの向こうに高いビルが描かれていますが、これはおそらく阪急グランドビルです。
また、この絵をよく見ると、あきの頭の上にホーム番号と思しき「1」の標識があります。
「こんとあき」は1989年の作品ですが、その当時の大阪駅の1番線からは、九州や山陰に向かう長距離列車が発車していました。
もちろん、鳥取やその先に行く特急として「はまかぜ」もありました。
そして、奥にもう1本ホームが見えます。
このホームには、オレンジ色の通勤電車(103系と思われる)が入ってきています。
当時の大阪駅では、1番線の南隣のホームが大阪環状線のホームでした。
また、当時の大阪環状線にはオレンジ色の103系が走っていました。
ここまでの話を総合すると、大阪駅である可能性が高いのではないかと思います。