「WordPressで学ぶPHP(3)関数編」を発売しました。
本書は「WordPressで学ぶPHP(1)変数・制御構造編」「WordPressで学ぶPHP(2)データ構造(配列・オブジェクト)編」の続編にあたり、PHP組み込みの関数や、独自の関数を作る方法などを解説します。
Kindle本で、定価400円です。
「【MT東京-11】新CMS『MovableType.net』の全て × ピクセルグリッドの仕事術」終了
2015年3月19日(木)に、MT東京のイベント「【MT東京-11】新CMS『MovableType.net』の全て × ピクセルグリッドの仕事術」が開催されました。
今回のイベントでは、シックス・アパートの新サービスの「Movable Type.net」に関するセッションを2本と、ピクセルグリッドの中村恭介氏のセッションを行いました。
始めよう!新サービスMovableType.netの全て
まず、シックス・アパートのMovable Type.netのプロダクトマネージャの早瀬氏より、「始めよう!新サービスMovableType.netの全て」というお話しをいただきました。
CMSの多くは、自分でサーバーにインストールする形を取ります。
ただ、このタイプのCMSでは、バージョンアップ等の保守を自分で行う必要があり、手間がかかります。
一方のMovable Type.netはASP型であり、保守はシックスアパートが一括で行っているので、ユーザー側でのバージョンアップ等は不要です。
また、ASP型でありながら、カスタムフィールド機能まであるCMSは少なく、その点がMovable Type.netの売りの1つです。
Movable Type.netは、「Movable Type」の名前が入っていることから分かるように、Movable Typeと同様のテンプレートタグが使えるなど、下位互換性があります。
また、GitHub連携や、Zipファイルによる一括アップロード、メールでの記事投稿など、Movable Typeにはない機能も一部盛り込まれています。
さらに、動的出力を行い、再構築も不要です。
一方で、カテゴリが1階層しか作れないなど、Movable Typeと比べて制限もいくつかあります。
また、サービスがリリースされてからまだあまりたっておらず、現在も継続して機能開発が進められています。
ページ分割機能など、近々実装予定の機能もいろいろあるとのことで、今後に期待したいです。
使えるのか!?MovableType.netをリアルに使ってみた結果
2つ目のセッションとして、タナカ印刷株式会社の佐藤氏より、「使えるのか!?MovableType.netをリアルに使ってみた結果」というお話をいただきました。
タイトルの通り、Movabnle Type.netを実際に案件で使ってみて、使えるのかどうかを検証してみたという内容です。
Movable Typeは、ノンプログラマーでもそこそこのWebサイトを作れるのが特徴です。
ただ、商用ライセンスは9万円(+消費税)で、小規模案件に導入しにくいです。
このような中で、Movable Type.netは月額2,500円(+消費税)~と比較的安価で、導入しやすいので、実際に使ってみたとのことです。
良い点として、メンテナンスが不要であることや、動作が非常に軽いこと、またBasic認証の設定を簡単にできることなどを挙げられました。
一方、良くない点として、テーマを最初にしか選べないことや、記事等の保存履歴機能がないこと、テンプレート修正時のプレビュー機能がないことなどを挙げられました。
また、現状の機能では不十分な点(カテゴリの並べ替えなど)を、jQuery等で補完する方法も紹介していただきました。
ピクセルグリッドの仕事術
最後のセッションは、株式会社ピクセルグリッドの中村氏より、「ピクセルグリッドの仕事術」というお話しをいただきました。
かつて勤務していた会社では、Webサーバーやファイルサーバーを社内で管理していたそうです。
しかし、サーバーの管理は結構大変です。
サーバーにトラブルが発生すると、それに時間を取られてしまい、仕事が進まなくなることもあります。
そこで、ピクセルグリッドでは、サーバーはなるべく自力では管理せず、各種のサービスを活用しているとのことです。
以下のようなサービスを活用されているとのことでした。
業務 | サービス |
---|---|
プロジェクト管理 | Basecamp |
製作物管理 | GitHub |
自社サイト | Amazon S3 |
CodeGrid(メールマガジン/Webアプリ | Heroku |
チャット | Slack |
電話 | Skype |
また、サービスを活用することで、会社に出社する必要性が減り、リモートワークしやすくなったとのことです。
さらに、時間の無駄が減り、より効率的になったとのことです。
懇親会
本編終了後に懇親会も行いました。
短時間でしたが、多くの方に懇親会にご参加いただき、盛り上がった懇親会になりました。
次回
次回のMT東京のイベントは、オウンドメディアをテーマに、4月19日(日曜日)に開催します。
すでに申込みを受け付けていますので、参加ご希望の方はお早目にお申し込みください。