拙著「WordPress Web開発逆引きレシピ」が発売されました。
WordPressの様々なカスタマイズについて、逆引きの形式で取り上げています。
PHP 7.0での動作確認も行っています。
イベントカレンダープラグイン(その10・FullCalendarのカスタマイズ)
イベントカレンダープラグインでは、MTEventCalendarJSタグのモディファイアで、FullCalendarでのカレンダー表示を幾分カスタマイズすることができます。
1.カレンダーの高さの指定
カレンダー全体の高さを指定するには「height="高さ"」のようなモディファイアを指定します。
例えば、「height="1000"」とすると、カレンダーの高さが1000ピクセルになります。
ただし、スタイルシートとの兼ね合いで、指定した通りの高さぴったりにはならない場合があります。
2.週単位/日単位のカレンダーの表示
MTEventCalendarJSタグの標準の表示では、FullCalendarは月単位で表示されます。
viewモディファイアを指定すると、週単位や日単位に変えることもできます。
指定できる値は以下の通りです。
指定する値 | カレンダーの表示 |
---|---|
month | 月単位(viewモディファイアを指定しない場合と同じ) |
basicWeek | 週単位で、それぞれの日のイベントを単純に並べて表示(FullCalendar本家のデモ) |
agendaWeek | 週単位で、それぞれの日のイベントを時間帯に応じて表示(FullCalendar本家のデモ) |
basicDay | 日単位で、イベントを単純に並べて表示(FullCalendar本家のデモ) |
agendaWeek | 日単位で、イベントを時間帯に応じて表示(FullCalendar本家のデモ) |
3.時間帯の区切り方の指定
viewモディファイアでagendaWeekまたはagendaDayを指定した場合、標準では30分単位のカレンダーになります。
この単位を変えるには、「slot_minutes="分"」のようなモディファイアを指定します。
例えば、「slot_minutes="15"」とすると、15分単位のカレンダーになります。
4.表示する時間帯の指定
viewモディファイアでagendaWeekまたはagendaDayを指定した場合、標準では0時~24時のすべての時間帯のカレンダーが表示されます。
表示する時間帯を指定したい場合、「min_time」と「max_time」というモディファイアを指定します。
例えば、「mintime="10" maxtime="18"」のモディファイアを指定すると、10時~18時のカレンダーになります。