拙著「WordPress Web開発逆引きレシピ」が発売されました。
WordPressの様々なカスタマイズについて、逆引きの形式で取り上げています。
PHP 7.0での動作確認も行っています。
イベントカレンダープラグイン(その5・イベントごとのクラス分け)
イベントカレンダープラグインでは、FullCalendarでイベントカレンダーを出力する際に、個々のイベントで適用するクラスを変えることもできます。
特定のイベントのみ目立たせるような使い方ができます。
1.クラス用のカスタムフィールドの作成
まず、イベント管理用のブログで、イベントごとのクラスを指定するために、以下のカス>タムフィールドを作成します。
システムオブジェクト | 記事 |
---|---|
名前 | イベントクラス(記事) |
種類 | テキスト/ドロップダウン/ラジオボタンのいずれか |
オプション(※) | 選択肢のクラス名をコンマで区切った文字列 |
ベースネーム | event_entry_class |
(※)種類でドロップダウンかラジオボタンを選択した場合
イベント(記事)ごとに別々のクラス名を割り当てたい場合は、カスタムフィールドの種類をテキスト型にすると良いです。
一方、複数のイベント(記事)で同じクラス名を使うことがある場合は、カスタムフィールドの種類をドロップダウン型かラジオボタン型にして、クラス名を選択肢から選べるようにすると良いです。
なお、必須にするかどうかと、テンプレートタグ名は、自由に決めていただいて構いません。
2.各イベント(記事)のカスタムフィールドの設定
次に、個々のイベント(記事)で、1.で作ったカスタムフィールドに値を指定して、記事ごとにクラスを出力できるようにします。
3.クラスの定義
次に、イベントに応じて表示を分けるために、スタイルシートのテンプレートを編集して、クラスを定義します。
例えば、イベントに応じて、「event-mt」「event-wp」「event-web」のクラスをつけるように、カスタムフィールドを設定したとします。
この場合、スタイルシートのテンプレートで、「event-mt」「event-wp」「event-web」の3つのクラスを定義して、それぞれの書式を指定します。