「WordPressで学ぶPHP(4)通信編」を発売しました。
本書は、「WordPressで学ぶPHP(1)変数・制御構造編」「WordPressで学ぶPHP(2)データ構造編」「WordPressで学ぶPHP(3)関数編」の続編にあたり、Webブラウザとサーバー(PHP)との通信と、PHPから他のサーバーに通信することについて解説します。
イベントカレンダープラグイン(その1・概要とライセンス)
Movable Typeで、イベントのカレンダーを出力するためのプラグインを作りました。
Movable Type 6.0のData APIを活用し、jQueryのFullCalendarと組み合わせて、Googleカレンダーのようなイベントカレンダーを出力することができます。
また、静的にイベントの情報を出力するテンプレートタグも用意しています。
今日は、プラグインの概要とライセンスを紹介します。
1.イベントカレンダープラグインの概要
まず、イベントカレンダープラグインの概要を紹介します。
1-1.動作環境
当プラグインは以下の環境で動作します。
- ソフトウェア版のMovable Type 6.0
- Movable Type for AWS
なお、クラウド版Movable Type 6では正しく動作しない箇所があったため、動作対象外とさせていただきます。
1-2.イベントを記事として管理
イベントカレンダープラグインは、個々の記事をイベントとして扱い、イベントの一覧やカレンダーを出力することができるプラグインです。
イベントの開始日時/終了日時はカスタムフィールドで管理し、記事そのものの日付とは別にします。
1-3.Googleカレンダーのようなカレンダー表示
Movable Type 6のData APIを利用して、jQueryのFullCalendarでカレンダーを表示するためのデータを出力することができます。
FullCalendarによって、Googleカレンダーのような表示を行うことができます。
また、Data APIと言っても、一般的なカレンダーを出力するだけなら、テンプレートタグでJavaScriptを出力できるので、プログラミングの知識は不要です。
1-4.イベント一覧の静的出力
イベントの情報を静的に出力するために、以下のテンプレートタグがあります。
イベント一覧を様々な形で静的に出力することができます。
テンプレートタグ | 内容 |
---|---|
MTCurrentEventEntries | 現在開催中のイベントの一覧を出力 |
MTFutureEventEntries | 今後開催予定のイベントの一覧を出力 |
MTCurrentOrFutureEventEntries | 現在開催中または今後開催予定のイベントの一覧を出力 |
MTPastEventEntries | 終了したイベントの一覧を出力 |
MTEventEntries | 条件でイベントを検索して出力 |
MTEventCalendar | 特定の月に開催される(された)イベントのカレンダーを出力 |
MTFutureEventArchiveList | 今後開催予定のイベントを年/月/日単位で集計して件数等を出力 |
MTCurrentOrFutureEventArchiveList | 現在開催中または今後開催予定のイベントを年/月/日単位で集計して件数等を出力 |
MTPastEventArchiveList | 終了したイベントを年/月/日単位で集計して件数等を出力 |
MTCurrentEventEntryCount | 現在開催中のイベントの件数を出力 |
MTFutureEventEntryCount | 今後開催予定のイベントの件数を出力 |
MTCurrentOrFutureEventEntryCount | 現在開催中または今後開催予定のイベントの件数を出力 |
MTPastEventEntryCount | 終了したイベントの件数を出力 |
1-5.Data API対応
イベントの情報をData APIで取得することができます。
2.ライセンス
当プラグインのライセンスは以下の通りとさせていただきます。
Movable Typeのライセンス | 当プラグインのライセンス |
---|---|
個人無償版 | 無償でご利用いただくことができます。 |
商用ライセンス版 Movable Type for AWS | 有償とさせていただきます(3,000円) |