乱高下

週末の東京株式市場は、大荒れの展開になりました。
日経平均株価が16,000円に迫ったかと思いきや、その後急落して、一時は14,000円台を割り込む場面もありました。

2013年3月以降の日経平均株価の動き

昨年11月以降、日経平均株価は、押し目らしい押し目がなく、ほぼ一本調子に上がり続けてきました。
通常なら、途中で調整が入って、一時的に下がることがあるものです。
今回の上昇は、これまでに見たことがない相場展開でした。

そのため、いったん売りが始まると、売りが売りを呼ぶ展開になりやすかったと言えるでしょう。
週末の急落は、まさに売りが売りを呼んだ形です。
特に、外国人投資家のコンピュータ売買による影響が大きく出ました。
これだけ大きく変動があると、しばらくは乱高下が続いて、徐々に動きが収まっていく展開になると思われます。

また、このところは、株価が上がる一方で、日本国債が下落し、長期金利が上がるという問題も起こっています。
債券から株式へのシフトという良い一面もありますが、金利上昇のマイナス面も心配です。

今回の急落で、相場の潮目が変わってきた可能性があります。
今後の動向に注目したいです。