動き出した日本株

1月半ばごろから、日本の株式市場の動きが良くなってきました。
日経平均株価の先週の終値は9,647.38円になり、1万円台回復も見えてきました。

2011年以降の日経平均株価の動き

昨年の夏以降、ギリシャをはじめとするユーロ圏の債務問題で世界的に株式市場は低迷していました。
日本も同様に、昨年夏から今年初めにかけて底を這う動きで、日経平均株価は8,000円~9,000円付近の狭いレンジで上下していました。

しかし、ユーロ圏の問題は、少しずつではありますが改善しつつあります。
また、アメリカの経済指標も改善傾向です。
この流れの中で、株式市場に徐々に資金が戻り、株価上昇につながっています。

さらに、円高も続いていましたが、株式市場の回復の流れに沿って、円高も幾分緩和されました。
先週末には1ドル=80円台を回復し、およそ7か月半ぶりの円安水準になっています。
円安になったことも、日本の株価上昇を後押ししています。

ユーロ圏の問題などは解決したわけではなく、まだまだ楽観視できる状況ではありません。
しかし、問題が解決する頃には、株価は大幅に上がった後になるのが常です。
そろそろ積極的に買いを入れても良いのではないかと思います。