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DynamicMTMLを触ってみた
アルファサード有限会社が開発した「DynamicMTML」は、静的なHTMLファイルの中にMovable Typeのテンプレートタグを書いて、動的に処理することができる仕組みです。
DynamicMTMLをうまく使えば、静的と動的を柔軟にミックスして、さまざまなことができます。
このDynamicMTMLが、シックス・アパートに譲渡されたということです。
先日発表されたスマートフォンオプションでも、DynamicMTMLが採用されています。
今後はDynamicMTMLを使う機会が増えると思いますので、私も使ってみました。
Movable Typeには、バージョン3.1の頃から、「ダイナミック・パブリッシング」の機能があります。
他の動的なCMSと同様に、ページにアクセスがあった時点で、ページを構築して表示する仕組みです。
DynamitMTMLは、ダイナミック・パブリッシングの仕組みを応用して作られています。
Movable Type標準のテンプレートタグや、ダイナミック・パブリッシングに対応したプラグインのテンプレートタグであれば、DynamicMTMLの中で使うことができます。
例えば、DynamicMTMLが動作する状態にして、対象のディレクトリの静的HTMLファイルの中に、以下のような部分を入れるとします。
すると、ページを読み込みなおすたびにMTDateタグが処理されて、時刻が更新されるようになります。
<p>現在の時刻は<$mt:Date format="%H時%M分%S秒"$>です。</p>
DynamicMTMLの良いところは、最初にも述べたように、静的と動的を柔軟に組み合わせることができる点です。
静的で良い部分は静的に再構築しておき、動的な出力が必要な部分だけDynamicMTMLで出力することができます。
全てを静的にすると、読者がサイトを訪問することによる負荷は抑えることができますが、再構築に時間がかかる問題があります。
一方、すべてを動的にすると、再構築は不要になりますが、読者がサイトを訪問することによる負荷がかかる問題があります。
DynamicMTMLを使えば、静的と動的の両者のバランスを取りつつ、最適な形でサイトを提供することができます。
今後は、拙作のプラグインでも、ダイナミック・パブリッシング(およびDynamicMTML)にできるだけ対応する方向で行きたいと思います。
なお、奥脇さんのブログで、DynamicMTMLの使い方の連載が行われています。
使い方はそちらを参照してみてください。