円売り介入

昨日(2011年10月31日)、政府・日銀による円売り介入が行われた模様です。
その結果、一時的に4円も円安になりました。

2011年10月24日~11月1日のドル円の動き

ここ1週間ほど、1米ドルが75円台になる状況が続いていました。
そのため、安住財務相は円売り介入を行うことを示唆していて、その時期が注目されていました。

そして、昨日の午前中に円売り介入が行われたらしく、短時間に一気に79円台まで円安になりました。
その後いったん77円台まで円が買い戻されたものの、この記事を書いている時点では78円台で推移しています。

安住財務相は「納得いくまで介入を続ける」と述べたそうです。
その一方で、介入によってドル高円安になることを見越して、FXではドル買いがかなり増えていたそうです。
そのため、介入しても、待ってましたと言わんばかりの利益確定のドル売りが出て、介入の効果が限定されるという見方もあります。

さらに、今回の介入は日本が単独で行っています。
欧米各国からは、今回の介入に批判的な声が多く出ています。
これらのことから、介入がどの程度効果を発揮するか微妙なところです。