アメリカのデフォルトが回避されたものの...

金融市場を揺るがせていたアメリカのデフォルト問題が、ぎりぎりのところで回避されました。
しかし、株価は大幅に下落しています。
日経平均株価の終値は、前日比207.45円安の9,637.14円でした。

債務上限が引き上げられたとは言え、まだ危機が完全に去ったというわけではありません。
アメリカの経済が不安定な状況にあることは、変わりはありません。
これまで最高の格付けをされ続けていたアメリカ国債に、格下げの可能性も出ています。

このような不安定さから、アメリカの株価が下落しています。
また、ドルも売られて円高傾向です。
その結果、日経平均株価も大きく下落しました。
日経平均株価の終値で9,600円台まで下落したのは、6月28日以来約1か月ぶりです。

今の状況からすると、当面は円高傾向になりそうです。
介入の可能性も取りざたされていますが、日本単独での介入になりそうで、効果があまり期待できません。
為替・株価ともに神経質な展開が続きそうです。