Movable Typeで電子書籍作成

7月31日(土)開催のMTDDC TokyoのLightning Talksで、ぴろり氏がMovable Typeで電子書籍用データを出力するデモを行うそうです。
ePubとKindle形式の2つのフォーマットを出力できるようにするそうです。

MTDDC のLightning Talkで電子書籍のテーマを発表します

このところ、電子出版が非常に盛り上がっています。
中でも、iPad等で採用されているePubは、大まかには以下のような仕組みなので、Webとの親和性が高いです。

  • HTMLとCSSでコンテンツを作ります。
  • XMLで目次等の情報を追加します。
  • すべてのファイルを、Zip形式の1つのファイルに圧縮します。

Movable Typeを使うと、テンプレートに沿って、デザインが揃ったHTMLファイルを、静的に多数出力することができます。
また、コンテンツのデータを組み合わせてXMLを生成することも、お手の物です。
したがって、Movable TypeはePub用の各種ファイルの出力にも使うことができます。
さらに、出力したファイルをZipにまとめるプラグインを用意すれば、Movable Type内で簡単にePub生成を行うことができます。

ぴろり氏に先を越されましたが(笑)、私もMovable TypeをePub出力に使うことを考えていました。
先日参加したこんぶだしミーティングの中でも、「Movable TypeをePub出力に使える」ということを少しお話ししました。
また、先日「PerlでZipファイルを作る」という記事を書きましたが、これもePub出力への布石でした。

電子書籍は、Movable Typeの新しい使い道として、非常に期待できるのではないかと思います。
MTDDCのLightning Talksが楽しみです。