日経平均株価が1万円台を回復

日経平均株価は5日連続で上昇し、今日の終値は前日比179.26円高い10,067.15円でした。
5月20日以来、1カ月弱ぶりに日経平均株価が1万円台を回復しました。


2010年1月以降の日経平均株価の動き(クリックで大きく表示)

ギリシャを震源としたユーロ問題で、先月は世界的に株価が大きく下がる展開になりました。
しかし、先月末頃から今月上旬にかけて、底値圏で上下する動きをした後、徐々にリバウンドの動きを見せつつあります。

昨日は、アメリカでニューヨークダウが213.88ドル上昇して10,404.77ドルになりました。
この上昇の流れを受けて、東京株式市場も1万円台を回復する動きになりました。

テクニカル的には、騰落レシオが5月26日に62.9%まで下がり、6月9日にも60%台をつけた後、反発し始めています。
過去2年程度で見ると、騰落レシオが目先の底を打った後は1~2か月程度は上昇する傾向がありますので、しばらくはリバウンドの動きがあることが予想されます。

ただ、ユーロの問題が解決したわけではありません。
ヨーロッパ各国は、財政赤字問題を軽減するために、今後は緊縮的な財政を取る方向です。
そうなれば、ヨーロッパ各国の景気が悪化する恐れがあります。
今後のヨーロッパの動きに注目したいところです。