「Movable Type 5プロフェッショナルガイド」を献本いただきました

Movable Type 5 プロフェッショナルガイド小粋空間のyujiro(荒木勇次郎)氏が、「Movable Type 5プロフェッショナルガイド」を執筆されました(毎日コミュニケーションズ刊、定価4,179円)。
yujiro氏経由で、版元の毎日コミュニケーションズ様から献本いただきました。ありがとうございました。
さっそく紹介したいと思います。

「Movable Type 5プロフェッショナルガイド」は、いわば「Movable Type 5のマニアックなTips集」です。
500ページ強の分厚い本で、しかもページの端から端までスペースをフルに使っているので、ボリュームがかなりあります。
Movable Type 5の機能毎に、全部で23章に分かれています。

1章は、開発コードや旧バージョンの入手方法の紹介です。
2章はMovable Typeのインストールや設定に関するTipsです。

3章では、テーマのYAMLファイルの書き方が詳細に解説されています。
Movable Type 5では管理画面でテーマをエクスポートすることができますが、管理画面でのエクスポートに対応していない機能が一部あります(例:ウェブページ)。
それらの情報をテーマに含めるには、YAMLファイルを直接に書き換える必要がありますので、3章の情報は非常に価値があります。

4章から17章までは、Movable TypeのテンプレートをカスタマイズするためのTipsです。
変数/条件判断を活用するなどして、複雑なテンプレートを組む方法が、多数紹介されています。
18章では再構築について取り上げられています。

19章から21章は、開発者向けのTipsです。
管理画面のカスタマイズや、Movable Typeのオブジェクトの扱い、またプラグインの開発方法が紹介されています。
英語の開発者向け情報ならMOVABLE TYPE.ORGにありますが、日本語の開発者向けの情報はあまりありませんので、この部分も貴重です。

22章では、Atom Publishing Protocolなど、外部とのインターフェースが取り上げられています。
そして、最後の23章では、コマンドラインツール(mt-tmpl-testなど)の使い方が紹介されています。

すでにMovable Typeの経験がある程度あって、さらに上を目指したい方には、非常に面白い文献だと思います。
そういった中級・上級レベルの方にお勧めです。