「WordPressで学ぶPHP(2)データ構造(配列・オブジェクト)編」を発売しました。
本書は「WordPressで学ぶPHP(1)変数・制御構造編」の続編にあたり、PHPの「データ構造」(配列とオブジェクト)について解説します。
配列やオブジェクトは、頭の中で考えるだけでは、イメージがつかみにくいです。本書では図を多用して、配列やオブジェクトをなるべく分かりやすく解説することを心がけました。
Kindle本で、定価250円です。
今年は電子ブック元年になる?
このところ、電子ブック関連の話題が盛り上がっています。
今年は、電子ブックがブレイクする年になりそうな勢いです。
これまでも、電子ブックを流通させようという試みが、何度も行われてきました。
例えば、2004年には、ソニーの「LIBRIe」と、パナソニックの「ΣBook」が発売されました。
しかし、どちらも伸びずに終わっています。
これらの例のように、電子ブックはなかなか普及しませんでした。
しかし、AppleがiTunesストアで音楽のネット販売に成功したこともあって、本もネット販売できそうな雰囲気ができてきました。
そして、AmazonがKindleを発売し、アメリカでは電子ブックが伸びています。
また、Appleも近々タブレット型の端末を発表すると噂されていて、電子ブック市場に本格参入しそうな情勢です。
このような中で、AmazonはKindleで販売する本の印税を大幅に引き上げることを発表しました。
条件付きではありますが、販売価格の70%を著者に支払うということです。
紙の本を販売する場合、印税の率は8~10%程度なので、70%の印税は非常に大きいです。
この策で、Amazonは著者や出版社を囲い込んで、Kindle市場を盤石にしようとしています。
今のところ、Kindleはまだ日本語版がないので、日本でどのような展開になるのかははっきりしていません。
ただ、いずれは日本語対応のKindleが販売されるようになり、アメリカと同じような展開になることが予想されます。
私は本を書いて生活している身なので、電子出版には大いに期待しています。
特に、パソコン関係の本は、対象のソフト等が次々とバージョンアップするので、売れる期間が短いです。
在庫が残ると困るので、出すとしても部数を絞って出さざるをえません。
そのため、この手の本は、紙の本として売るのが難しくなってきています。
一方、電子出版が一般化すれば、在庫の問題がなくなります。
また、対象のソフト等がバージョンアップしたときには、本も短期間でバージョンアップできるようになるでしょう。
より長い期間に渡って本を売りやすくなりそうです。
今後の電子出版の動向に注目したいです。