日本航空が上場廃止か

日本航空(JAL)の再建が問題になっています。
ここにきて、日本航空の株式が上場廃止される可能性が強まってきました。

日本航空や銀行等は、上場維持を訴えています。
しかし、企業再生支援機構が100%減資して上場廃止する方針を出していて、上場廃止は決定的なようです。

この分で行くと、これまでの日本航空株は紙くずになる可能性が高いです。
日本航空の株式を保有する企業や個人投資家などにとって、これは非常に痛いです。

これまで、日本航空は株主優待を行っていました。
保有する株式数に応じて、国内線50%割引優待券や、JALツアー割引優待券などを受けることができました。

日本航空の株主優待制度

そのため、個人投資家の中にも、株主優待を目当てに日本航空の株式を保有している人が多くいました。
そういった人は、今回の上場廃止の影響をもろに受けることになります。

上場廃止を見越して、今日の日本航空株には売りが殺到しました。
株価はストップ安(前日比30円安)の37円となりました。
約7億株(発行済み株式数の約4分の1)もの売り注文が成立しない状況になりました。


日本航空の最近の株価の動き(クリックで拡大表示)