どうなる豚インフルエンザ

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このところ豚インフルエンザが世界を震撼させています。
日本でも、感染の疑いがある事例が見つかるなど、パンデミック化する危機が目の前まで迫っています。

今のところ、豚インフルエンザウィルスはH1N1型の亜種で、弱毒性であるとされています。
ただ、普通のインフルエンザであっても、抵抗力の弱い人だと死にいたる場合があり、弱毒性だからといって油断はできません。

また、1918年から1919年にかけてパンデミック化したスペインインフルエンザでは、流行が広がるにつれてウィルスが変異し、強い病原性を獲得したという経緯があります。
今回の豚インフルエンザでも、スペインかぜと同じような経緯をたどる恐れがあります。

日本で豚インフルエンザの発生が確認されると、日常生活にさまざまな影響が出ます。
例えば、豚インフルエンザの発生が確認された都道府県では、学校がすべて休校になる可能性があります。
また、集会やイベントを自粛したり、企業の業務を縮小することが要請されます。
ただ、「弾力的な運用」が行われるとのことですので、運用をどこまで厳格に行うかは、今後の状況によって変わっていくと思われます。

もし、日常生活に影響が出るような状況になれば、経済にもダメージになります。
最近では、昨年秋からの急激な景気後退に一服感が出始めていますが、豚インフルエンザの影響で景気がさらに悪化する恐れもあります。

人ごみへの外出を控えるなど、個人レベルでの対策を十分に取って、感染拡大を防ぐようにしたいものです。