Internet Explorer 8正式版がリリース

昨日(3月20日)、Internet Explorer 8の正式版がリリースされました。

Internet Explorer 8のダウンロードページ

1.アクセラレータ

Internet Explorer 8の新機能の1つとして、「アクセラレータ」があります。
Webページ上で選択した部分に対して、情報をその場で検索したりなど、選択した部分に応じた処理を素早く行うことができる機能です。
マイクロソフトの「アドオンギャラリー」のページでは、いくつかのアクセラレータをダウンロードすることができます。

試しに、「価格.com商品検索」のアクセラレータを入れてみました。
Webページ上で商品の名前を選択すると、その商品の価格を素早く検索することができ、結構便利そうな感じでした。

価格.com商品検索アクセラレータの例

2.Webスライス

Webスライスは、Webページの中で重要な情報を、お気に入りバーから素早く見ることができる機能です。
例えば、Yahooオークションでチェックしている商品があったら、それをWebスライスに登録して、入札価格を素早くチェックする、といったことができます。
Yahooオークションの他に、価格.comやMSN産経ニュースなどが、Webスライスを提供しています。
この機能も結構便利そうです。

Webスライスの例

3.開発者ツール

Web開発を行っている人にとっては、「開発者ツール」の機能がうれしいところです。
HTMLやCSSの状況を確認したり、JavaScriptのデバッグを行ったりすることができます。

ただ、私が試した限りでは、JavaScriptのデバッグ機能はまだ不安定なようです。
Interent Explorer 8が強制終了してしまう現象が何度も起こりました。
ただし、当方の環境の問題かも知れませんので、他の環境でも調べてみた方が良さそうです。

開発者ツールの例

4.互換モード

Internet Explorer 8では、Web標準への準拠が進められました。
ところが、そのことが原因で、既存のWebページが正しく表示されなくなる場合があります。
そこで、Internet Explorer 7と互換のモードにして表示することもできます。

試しに、Internet Explorer 8の標準のモードで、Movable Typeの管理ページにログインして、いくつかのページを開いてみました。
すると、ブログ記事作成/編集のページで「公開日」の欄が下に落ちてしまい、正しい表示になりませんでした。
他にも、いくつか表示が変なところがありました。

当面は、多くのWebページで、Internet Explorer 7互換モードで表示しなければならないことになりそうです。