UQ WiMAXサービス開始

新たなモバイルデータ通信サービスとして、昨日(2月26日)に「UQ WiMAX」がサービスを開始しました。
屋外でもADSL並みの通信速度が出る点が魅力です。

UQ WiMAXは、KDDI系のUQコミュニケーションズが提供するサービスです。
「モバイルWiMAX」という無線通信方式を利用したデータ通信サービスで、UQ WiMAXのサイトでは、下り最大40M/上り最大10MBPSの通信速度をうたっています。
インプレスのPC Watchの記事によると、実測で下り16M/上り4Mの速度が出たそうです。

料金は月額4,480円で、通信量に関係なく定額です。
また、2009年2月26日から2009年6月30日までは、お試し期間として、通信料金が無料になります。
2009年秋には、公衆無線LANを無料で利用できるオプションサービスも追加される予定です。

現在のサービスエリアは、東京23区内と横浜市・川崎市になっています。
2009年9月末までに東京/大阪/名古屋の近郊までエリアを拡大し、2009年度末までには全国の政令指定都市および主要都市まで拡大する予定ということです。
さらに、2012年度末には人口カバー率90%を達成する予定ということで、日本中の幅広いエリアで利用可能になるようです。

今のところ、データ端末はUSBやPCカードでパソコンに接続して使うようになっています。
しかし、高速に無線データ通信ができるという特性を考えると、「Skype内蔵で電話し放題のスマートフォン的端末」などが出ることを期待したくなります。
もっとも、UQコミュニケーションズはKDDI系であり、そのような端末を出すとauともろに競合してしまうので、あまり期待はできなさそうです。

私の住む群馬県前橋市では、使えるようになるのはまだ先になりますが、今後が非常に楽しみなサービスです。
また、今年にはWILLCOMが次世代PHSもサービスを開始する予定で、こちらでも高速なデータ通信が可能になります。
これまで「ユビキタス」という用語が先行していましたが、UQ WiMAXなどの登場によって、今年が日本の「ユビキタス元年」なりそうです。