SSDが手ごろに

最近、ハードディスクに代わる記憶装置として、SSD(※)が浸透しつつあります。

(※)SSD
「Solid State Drive」の略で、フラッシュメモリを使った記憶装置のこと。

SSDは、ハードディスクと比べると、容量が小さく、値段が高いというデメリットがあります。
一方、シーケンシャルな(連続したデータの)読み込みが早く、また機械的な部分がないので振動に強いなどのメリットがあります。
最近では、フラッシュメモリの大容量化・低価格化が進み、SSD自体もこなれてきたことから、ハードディスクとの差が徐々に縮みつつあります。

ネットブックでは、ASUSのEeePCのように、ハードディスクではなくSSDを搭載した製品があります。
また、既存のハードディスクと交換するためのSSDも多く販売されています。
この記事を書いている時点では、120GBクラスのMLC(※)の製品が4万円程度で買えるようになってきました。

先日、バッファローから発売された「SHD-NSUMシリーズ」のSSDは、USBポートも内蔵しています。
USBでパソコンに接続して既存のハードディスクのデータをコピーした後、ハードディスクを外してつなぎかえる、といったことができます。

前述したように、今のところは容量や値段の面がネックです。
しかし、今後も一段と大容量化/低価格化が進むと思われます。
あと2~3年もすれば、ハードディスクの代わりとして、かなり実用的になりそうです。

(※)MLC
「Multi Level Cell」の略で、1つのメモリセルに2ビットのデータを記録するもの。
SLC(Single Level Cell、1つのメモリセルに1ビットのデータを記録するもの)に比べて大容量化できますが、速度が遅く、また書き換え可能回数が少ない欠点があります。