大荒れの株式市場

先週は世界中の株式市場が大荒れの展開になりました。
リーマン・ブラザーズの破綻によって株価が急落しましたが、その後に世界各国が株価下落への対策を次々と取ったことから、金曜日には世界各国で株価が急反転しました。

日本の株式市場も、リーマン・ブラザーズ破綻後の16日(火曜日)には日経平均株価が約600円も値下がりしました。
しかし、19日(金曜日)には約430円も値上がりしました。
金曜日のアメリカやヨーロッパでも株価が急上昇しましたので、明日(月曜日)の日経平均株価も大きく上昇して、リーマン・ブラザーズ破綻前の水準に戻ることが予想されます。
また、これ以後に、どこかの金融機関が破綻するといった大きな悪材料が出なければ、先週木曜日の安値が当面の最安値ということになりそうです。

ただ、月曜日も上がるとすると、一気に25日移動平均線付近まで回復する形になります。
ここ数回の急落後の急騰時には、25日移動平均線がいったん壁になるパターンが多いです。
したがって、いったんは利益確定の売りが出やすくなりそうです。
今週は、月曜に高くなった後、若干下がる展開になると予想しています。

↓2008年4月以降の日経平均株価の動き(点線は25日移動平均線)
nikkei20080919.png

それにしても、今回のリーマン・ブラザーズの破綻は、市場へのインパクトが非常に大きかったです。
現状は株式市場対策が効いていますが、今後も予断を許さない状況です。
市場が沈静化するには、もうしばらく時間がかかりそうです。