「WordPressで学ぶPHP(2)データ構造(配列・オブジェクト)編」を発売しました。
本書は「WordPressで学ぶPHP(1)変数・制御構造編」の続編にあたり、PHPの「データ構造」(配列とオブジェクト)について解説します。
配列やオブジェクトは、頭の中で考えるだけでは、イメージがつかみにくいです。本書では図を多用して、配列やオブジェクトをなるべく分かりやすく解説することを心がけました。
Kindle本で、定価250円です。
Movable Type Developer Conference終了
昨日、東京の丸ビルコンファレンススクエアで、「Movable Type Developer Conference」が開催されました。
多くの方が参加され、盛況のうちに終わりました。
基調講演
午前中は、米SixApartのインターフェイスエンジニアであるBeau Smith氏より、「Optimizing Movable Type Publishing Performance」というテーマで基調講演がありました。
Movable Typeは、サイトの各ページを静的に再構築するのが基本的な使い方です。
静的に再構築しておくことは、読者がページを訪問する際のサーバーの負荷を抑えるのに役立ち、アクセスの多いサイトに適しています。
ただ、ページが多くなると、再構築にかなり時間がかかるようになり、サイトを管理する人にとってストレスになります。
Movable Type 4.2ではキャッシュやSSI(サーバーサイドインクルード)といった機能が追加され、再構築のストレスを大きく軽減できるようになりました。
また、動的な再構築(ダイナミックパブリッシング)も、より柔軟に設定できるようになりました。
Beau Smith氏の講演では、テンプレートが再構築されるタイミングを理解し、またキャッシュ/SSI/ダイナミックパブリッシング等をうまく組み合わせることで、再構築のパフォーマンスを上げることができるという話がありました。
Movable Typeである程度規模の大きなサイトを作っている方には、重要なお話だったと思います。
テンプレートタグをプラグインで拡張する
午後の最初のセッションは、「テンプレートタグをプラグインで拡張する」と題して、私が話をさせていただきました。
Movable Typeはプラグインで機能を拡張することができます。
今回のConferenceはテンプレートがテーマでしたので、プラグインでテンプレートタグを拡張する方法を解説しました。
今回参加された方の中には、プログラマではない方も多かったようですが、ぜひ多くの方にプラグインの開発にチャレンジしていただきたいと思います。
なお、このセッションの資料は、以下からダウンロードすることができます。
また、セッションで例にあげたプラグインは、以下からダウンロードすることができます。
zipファイルを解凍すると「EntryLength」フォルダができますので、それをMovable Typeの「plugins」ディレクトリの中にアップロードします。
Dreamweaver CS4
私のセッションの後に、アドビの西村氏から、現在開発中のDreamweaver CS4の新機能紹介等がありました。
ちょっとしたハプニングがありましたが(笑)、Dreamweaverが一段と便利になることが良く分かりました。
Dreamweaver CS4は現在パブリックベータが公開されていて、ベータ版を試してみることができます。
ご興味がある方は、試してみられると良いでしょう。
Lightning Talks
最後に、「Lightning Talks」が行われました。
Movable Typeをネタにして、1人あたり5分ずつ何らかの発表をするというものです。
総勢24名の方が参加され、いろいろな話題が出てきて面白かったです。
また、#fc0さんがMovable Typeに対する疑問や要望を発表されたところ、その場でシックスアパートの方から直接に回答がいただけて、この点も良かったです。
Lightning Talksでは、私も「変数の機能を拡張するプラグイン」と題してお話をさせていただきました。
その資料は以下からダウンロードすることができます。
また、プラグインの解説は、こちらの記事にあります。
参加特典
今回のConferenceに参加した方全員に、Movable Type 4のロゴが入ったUSBメモリがプレゼントされました。
また、Lightning Talksに出演した方には、シックスアパート特製Tシャツがプレゼントされました。
Tシャツは昨年夏のHackathonでもいただいていて、昨日はそれを着ていきましたが、予備(笑)のTシャツをいただけたので良かったです。