株安再燃か

今週末の日経平均株価の終値は、13,544.36円でした。
先週末と比べて約400円下落しています。

石油の値上がりが深刻になっていますが、この傾向は相変わらず続いています。
27日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)では、先物(8月物)が1バレル=140$台を突破して引けました。
また、アメリカの大手金融機関に対する不安も再燃しています。
これらのことからアメリカの株価が下落し、日本の株価もつれ安する展開となりました。

日経平均株価は、3月17日に終値で11,787.51円の安値をつけた後、じわじわと回復していました。
しかし、上にあげたようなことから下落に変化しそうな雰囲気になってきました。

↓2008年1月以降の日経平均株価(日足)
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また、株安の主な要因がアメリカに対する不安であることから、株価が下がるとドルも売られ、円高になる傾向があります。
ここしばらく1$=108円台で推移していましたが、アメリカの株安をうけて、1$=106円台まで円高が進みました。

「原油は1バレル=200$になる」といった予測もありますが、当面は株安/ドル安/商品高の傾向が続きそうです。