InstaMTでMT4.2等を動かす

Windows上でMovable Typeのローカルサーバー環境を作る際に、「InstaMT」を使うと非常に簡単です。
InstaMTは、Ruby on Railsの簡易環境である「Instant Rails」を改造して作られたものです。
Apache+MySQL+Perl+PHPのオールインワン環境に、Movable Typeがインストールされた状態になっているものです。
XAMPP for Windowsを使っても同じようなことができますが、MTをとりあえず動かすだけなら、InstaMTの方がより簡単です。

InstaMTにはPHPは入っていませんでした。

InstaMTではMTOS4.1が動作するようになっていますが、通常のMovable Typeのように、アップグレードすることも可能です。
また、複数のInstaMTをインストールして、環境を使い分けることも可能です。
その方法を紹介します。

なお、この記事は外で書いていて、環境が十分ではないので、操作画面のキャプチャは入れていません。
キャプチャは後日追加します。

1.InstaMTのインストール

InstaMTは以下からダウンロードすることができます。

InstaMTのページ

ダウンロードしたファイルを実行すると、InstaMTのインストールが始まります。
画面の指示に従ってインストールを進めます。

インストールが終わると、InstaMTが起動して、MTのローカル環境が起動します。

2.InstaMTをMT4.2RC1にアップグレードする

InstaMTをMT4.2RC1にアップグレードするには、以下の手順をとります。

2-1.MT 4.2RC1のダウンロードと解凍

まず、以下のページからMT4.2RC1をダウンロードします。

MT4.2ベータテストのページ

ダウンロードが終わったら、ファイルを解凍しておきます。

2-2.mt-static以外のフォルダのコピー

InstaMTを標準の方法でインストールすると、Cドライブの「InstaMT」→「cgi-bin」→「mt」フォルダの中に、Movable Typeのシステムの大半がインストールされます。
そのフォルダの中身を、MT4.2RC1のファイルに差し替えます。

ダウンロードしたMT4.2RC1を解凍すると、以下のフォルダができます。

  • alt-tmpl
  • default_templates
  • extllib
  • extras
  • import
  • lib
  • mt-static
  • php
  • plugins
  • search-templates
  • tmpl
  • tools

これらのフォルダのうち、「mt-static」以外のフォルダを、前述のInstaMTのインストール先フォルダに上書きします。

なお、MT4.2RC1の解凍先フォルダには「mt.cgi」等のファイルも作られますが、これらのファイルはコピーしません。

2-3.mt-staticフォルダのコピー

次に、MT4.2RC1の「mt-static」フォルダを、InstaMTの環境にコピーします。

InstaMTを標準どおりインストールすると、「mt-static」のフォルダは、Cドライブの「InstaMT」→「www」のフォルダの中に作られます。
ここに、MT4.2RC1の「mt-static」フォルダを上書きします。

2-4.MT4.2RC1環境へのログイン

ファイルのコピーが終わったら、MT4.2RC1環境にログインします。

通常通りの方法でInstaMTを起動すると、アップグレードのメッセージが表示されます。
次に、MTにログインするページが表示されますので、ユーザー名に「MTUser」、パスワードに「mt」と入力します。

これで、InstaMT環境のアップグレードが行われます。
これ以後は、MT4.2RC1のInstaMT環境を使うことができます。

3.複数のInstaMT環境を使い分ける

InstaMT環境を複数インストールして、使い分けることもできます。
たとえば、標準のInstaMT(MTOS4.1)と、MT4.2RC1にアップグレードしたInstaMTの2つの環境を作って、使い分けることができます。

InstaMTをインストールする際に、インストール先のフォルダを指定するステップがあります。
そこでインストール先を明示して、それぞれのInstaMT環境を別々のフォルダにインストールするようにします。

インストール先フォルダ→「InstaMT」フォルダにある「InstaMT.exe」(スパナのアイコン)を起動すると、その環境のInstaMTが起動します。
また、InstaMT.exeのショートカットを作って、デスクトップに配置したり、スタートメニューに登録したりしておくと、起動しやすいです。

ただし、複数のInstaMT環境を同時に起動しておくことはできません。
たとえば、MTOS4.1とMT4.2RC1のInstaMT環境を作って、MTOS4.1のInstaMT環境を起動した状態になっていると、MT4.2RC1のInstaMT環境を起動することはできません。
この場合、まずMTOS4.1環境のInstaMTを終了してから、MT4.2RC1環境のInstaMTを起動するようにします。

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