「WordPressで学ぶPHP(2)データ構造(配列・オブジェクト)編」を発売しました。
本書は「WordPressで学ぶPHP(1)変数・制御構造編」の続編にあたり、PHPの「データ構造」(配列とオブジェクト)について解説します。
配列やオブジェクトは、頭の中で考えるだけでは、イメージがつかみにくいです。本書では図を多用して、配列やオブジェクトをなるべく分かりやすく解説することを心がけました。
Kindle本で、定価250円です。
MT4i 3.0β1
Movable Typeを携帯電話に対応させるソフトとして、太鉄氏が開発した「MT4i」がよく使われています。
このMT4iの新バージョンである「MT4i 3.0」のβ1がリリースされています。
MT4i 3.0の大きな改良点は、以下の2つです。
1.テンプレートに基づいてページを出力する
これまでのMT4iでは、CGIのプログラムによって、ページの内容が出力されていました。
そのため、出力内容をカスタマイズしようとすると、プログラムを書き換えることが必要でした。
一方、MT4i 3.0では、ページの内容はテンプレートに基づいて出力されます。
テンプレートを書き換えることで出力内容を変えることができ、出力をカスタマイズしやすくなります。
ただし、テンプレートはMovable Typeのテンプレートではなく、HTML::Template(※)のものになっています。
そのため、HTML::Templateの基本的な書き方を知ることが必要になります。
また、Movable Typeのテンプレートタグは使えません。
※HTML::Template
Perlでよく使われている汎用的なテンプレートエンジン。
2.キャッシュ機能
これまでのMT4iでは、ページにアクセスがあるたびに、CGIで動的にページを出力していました。
しかし、この方法だとページの構築処理でサーバーに負荷がかかる問題があります。
そこで、MT4i 3.0では、ページを一定時間キャッシュすることができるようになりました。
キャッシュされているページでは、ページの構築処理をしなくて良いので、表示が速くなり、またサーバーの負荷も低減されます。