拙著「WordPress Web開発逆引きレシピ」が発売されました。
WordPressの様々なカスタマイズについて、逆引きの形式で取り上げています。
PHP 7.0での動作確認も行っています。
PHP+Ajaxゲストブック(その9・独立ページタイプ/Movable Type小粋空間テンプレート版)
PHP+Ajaxゲストブックの独立ページ版の第2弾として、Movable Typeの小粋空間様のテンプレートと同じデザインのものを紹介します。
なお、このサンプルでは、小粋空間様のテンプレートとタグの構造が同じになるようにしていますので、小粋空間様のスタイルシートをカスタマイズしていれば、そのカスタマイズに沿った表示になります。
1.準備
ファイルのアップロードやデータベースの初期化等をまだ行っていない方は、こちらのエントリーの手順に沿って、必要なファイルのアップロードと、データベースの初期化の作業を行っておきます。
2.MT用テンプレートのダウンロード
次に、以下のリンクをクリックして、MT用のテンプレートをダウンロードします。
ダウンロードが終わったら、ファイルを解凍します。
「mt_koiki」と「mt_template」の2つのフォルダができますが、今の時点ではまだアップロードしません。
3.テンプレートのアップロード(独立ページ型のみを使う場合)
独立ページ型のゲストブックのみを使い、サイドバー埋め込み型を使わない場合は、サイドバー埋め込み型のゲストブックのテンプレートに、独立ページ型のテンプレートを上書きでアップロードします。
サーバー用ファイルをアップロードしたディレクトリの中に、「template」→「guestbook」のディレクトリがあり、そこに「main.tpl」などのゲストブックのテンプレートがあります。
そのディレクトリに、先程解凍した「mt_koiki」フォルダ内のファイルをアップロードし、main.tplなどのファイルを上書きします。
4.テンプレートのアップロード(サイドバー埋め込み型と併用する場合)
独立ページ型とサイドバー埋め込み型のゲストブックを併用したい場合は、独立ページ型のテンプレートを、サイドバー埋め込み型のテンプレートと別のディレクトリにアップロードします。
サーバー用ファイルをアップロードしたディレクトリの中に、「template」→「guestbook」のディレクトリがありますが、そのディレクトリの中に「mt_koiki」フォルダを丸ごとアップロードします。
以下のようなディレクトリ構造になるようにすることになります。
- サーバー用ファイルのアップロード先ディレクトリ
- templatesディレクトリ
- main.tpl
- preview.tpl
- posterror.tpl
- post.tpl
- delete_login.tpl
- delete_main.tpl
- dberror.tpl
- mt_koikiディレクトリ
- main.tpl
- preview.tpl
- posterror.tpl
- post.tpl
- delete_login.tpl
- delete_main.tpl
- dberror.tpl
- templatesディレクトリ
5.設定ファイルの書き換え((サイドバー埋め込み型と併用する場合)
独立ページ型とサイドバー埋め込み型のゲストブックを併用したい場合は、設定ファイルも書き換える必要があります。
サーバー用ファイルをアップロードしたディレクトリの中に、「config」→「guestbook」ディレクトリがあり、その中に「config_gb1.cfg」というファイルがあります。
そのファイルをいったんパソコンにダウンロードします。
そして、そのファイルをメモ帳等で開き、以下の赤字の箇所を追加して、元のディレクトリにアップロードしなおします。
[main_template_set_1] main=main.tpl post=post.tpl preview=preview.tpl posterror=posterror.tpl dberror=dberror.tpl [delete_template_set_1] login=delete_login.tpl main=delete_main.tpl dberror=dberror.tpl [main_template_set_2] main=mt_koiki/main.tpl post=mt_koiki/post.tpl preview=mt_koiki/preview.tpl posterror=mt_koiki/posterror.tpl dberror=mt_koiki/dberror.tpl [delete_template_set_2] login=mt_koiki/delete_login.tpl main=mt_koiki/delete_main.tpl dberror=mt_koiki/dberror.tpl [require_input] author=0 ・ ・(以下略) ・
6.ゲストブック表示用テンプレートの作成(独立ページ型のみを使う場合)
次に、Movable Typeにログインして、ゲストブックを表示するためのテンプレートを作成します。
まず、独立ページ型のゲストブックのみを使い、サイドバー埋め込み型を使わない場合から解説します。
ダウンロードしたファイルの「mt_template」フォルダに、「guestbook.tmpl」というファイルがあります。
このファイルをメモ帳等で開きます。
そして、そのファイルの中で、「サーバー用ファイルのアップロード先」と書かれている箇所(全部で5箇所)を、ご自分の環境に合わせて置換します。
↓置換が必要な箇所(赤字の部分)
・ ・(途中略) ・ </MTBlogIfCCLicense> <script type="text/javascript" src="サーバー用ファイルのアップロード先/js/prototype.js"></script> <script type="text/javascript" src="サーバー用ファイルのアップロード先/js/prototype_add.js" charset="utf-8"></script> <script type="text/javascript" src="サーバー用ファイルのアップロード先/js/guestbook/guestbook.js" charset="utf-8"></script> </head> ・ ・(途中略) ・ <div id="alpha-inner" class="clearfix"> <div id="ajax_guestbook"></div> <div id="ajax_guestbook_msg"></div> <script type="text/javascript"> //<![CDATA[ ag_obj = new AjaxGuestBook({ main_url : 'サーバー用ファイルのアップロード先/app/guestbook/guestbook.php', edit_url : 'サーバー用ファイルのアップロード先/app/guestbook/edit.php', scroll_to_top : 'page' }); ag_obj.view_page(1); //]]> </script> </div> ・ ・(以後略) ・
例えば、サーバー用ファイルを「http://www.foo.com/server/~」にアップロードした場合、「サーバー用ファイルのアップロード先」を「http://www.foo.com/server」に置換します。
置換が終わったら、ファイルの内容を全てコピーします。
そして、Movable Typeにログインし、インデックス・テンプレートを新規作成して、今コピーした内容を「テンプレートの内容」の欄に貼り付けます。
また、「テンプレート名」の欄には「ゲストブック」と入力し、「出力ファイル名」の欄には「guestbook.html」と入力します。
ここまでが終わったら、テンプレートを保存して再構築します。
7.ゲストブック表示用テンプレートの作成(サイドバー埋め込み型と併用する場合)
独立ページ型とサイドバー埋め込み型のゲストブックを併用したい場合、上の6の手順でテンプレートを作成した後、JavaScriptを一部書き換えて、以下の赤字の部分を追加します。
そして、テンプレートを保存して再構築します。
・ ・(途中略) ・ <div id="ajax_guestbook"></div> <div id="ajax_guestbook_msg"></div> <script type="text/javascript"> //<![CDATA[ ag_obj = new AjaxGuestBook({ main_url : 'サーバー用ファイルのアップロード先/app/guestbook/guestbook.php', edit_url : 'サーバー用ファイルのアップロード先/app/guestbook/edit.php', tid : 2, scroll_to_top : 'page' }); ag_obj.view_page(1); //]]> </script> ・ ・(途中略) ・
8.動作の確認
ここまでで、ゲストブックの設置の作業は終わりです。
「http://BlogのURL/guestbook.html」にアクセスして、ゲストブックが動作することを確認します。