Thom Yorke「The Eraser」

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ジ・イレイザーRadioheadは世界的に有名なロックバンドの1つであり、ミュージックシーンに大きな影響を与えています。
ニューアルバムが待たれるところですが、バンドとしてのアルバムは先送りになりました。
しかし、その代わりに、中心メンバーであるThom Yorkeのソロアルバム「The Eraser」が昨年にリリースされています。

Radioheadは、初期はギターロックのバンドでしたが、4作目の「KID A」や5作目の「Amnesiac」では大胆にエレクトロニカを取り入れて、ロックの新しい可能性を見せてくれました。

「KID A」などでは、ギターロックから離れたとはいえ、バンドサウンドの面影が残っていました。
しかし、「The Eraser」ではエレクトロニカ色が一段と強くなっていて、Thom Yorkeがやりたいことがより明確に表現されています。
電子音中心の無機的な音に、Thom Yorkeのボーカルが絡み、空間を漂うような感覚があります。

Radioheadの6作目の「Hail to the Thief」ではバンドサウンドへの回帰が見られましたが、「The Eraser」はそれとはまた趣の違うソロアルバムです。
今年はRadioheadのニューアルバムが出そうですが、また意表をついてくれそうな期待が持てます。