AppleからiPhoneとApple TVが発表

1月9日にサンフランシスコで開幕した「Macworld Conference&Expo San Francisco 2007」で、Apple初の携帯電話である「iPhone」と、セットトップボックスの「Apple TV」の2つの新製品が発表されました。
また、これに合わせて、社名も「Apple Computer」から「Apple」になり、「もはやコンピュータだけのメーカーではない」というスタンスが強く打ち出されました。

iPhone

iPhoneはiPodの機能を内蔵した携帯電話で、アメリカでは今年の6月に発売になります。
これまでの携帯電話とは違って、ボタンで操作するのではなく、スクリーン上のアイコンにタッチすることで操作するというスタイルになっています。
機能に応じた操作画面が表示されることになりますので、従来の携帯電話より使い勝手は良さそうです。

また、インターネットにも接続することができ、Webページの閲覧や、メールの送受信も可能です。
無線LANの機能も内蔵していて、無線LANが使える箇所なら、インターネットをより便利に利用することができます。

ただし、アジア地域での発売は2008年とのことで、日本で使えるようになるのはまだ先のことです。
また、アメリカではCingular Wireless社用の携帯電話となっています。
そのため、日本で発売されるとしても、どこかの携帯電話会社と提携した上で、その会社専用の端末になるのではないかと思います。
どの会社と提携するのかが注目されるところです。

Apple TV

Apple TVは、iTunes Stroeからダウンロードした音楽や動画を、テレビで再生するための機器です。
パソコン内のデータを無線LANで受信して再生したり、データをApple TVに保存して再生したりすることができます。
HDMI端子とコンポーネント端子が装備されていますので、最近の大型液晶テレビなどに接続するのに適しています。

Apple TVは2月に発売されます。
すでに、日本のApple Storeでも注文することができるようになっています。

ただ、iTunres Storeの動画だけでなく、DVDレコーダーとLAN接続してその中の動画を再生する機能があれば、より便利な製品になると思います。
次期バージョンでは、ぜひそのような機能を搭載して欲しいものです。