コンセントを使って簡単LAN

BL-PA100KT パナソニックから、電源コンセントを使って家庭内のパソコンをネットワーク化する製品が発表されました。
離れた部屋にあるパソコンを、電源コンセントを介して接続することができます。
また、ADSLや光ファイバーと組み合わせて、モデムとパソコンとを別の部屋に設置するのにも使えます。

パナソニックのPLC製品のページ

電力線をネットワークに利用することを、PLC(Power Line Communications、高速電力線通信)と呼びます。
これまでは法律で高速なPLCが認められていませんでしたが、2006年10月4日に法律が改正されて、それを受けてパナソニックがこの商品を発表しました。

従来では、離れた部屋どうしのパソコン等を接続するには、LANのケーブルを引くか、もしくは無線LANで接続していました。
ただ、有線LANだとケーブルが邪魔になります。
また、無線LANは設定が複雑で、さらに建物によっては電波が届かなくて接続できない場合もあります。
PLCを利用すれば、これらの問題点を解決することができます。

また、将来的には家電にPLCモジュールを組み込んで、家電のネットワーク化をより簡単にすることも検討しているということです。
現状でも、一部の家電にはLANのポートがあって、パソコン等と接続するのに使われていますが、それがPLC化されればより使いやすくなると思われます。
例えば、1階にあるHDDレコーダーで番組を録画して、PLCを通して2階のテレビで見る、といったことができるようになると思われます。