出生数増加

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厚生労働省の人口動態統計速報によると、今年上半期の出生数が前年同期に比べて増加したとのことです。
今年の5月と6月は出生数が死亡数を上回り、わずかですが人口が増加しています。

今回の出生数の増加は、景気が回復したことで結婚や出産が増えたのが主な原因だと見られています。
確かに、ここ数年は経済的な面を理由に、子供を作るのをあきらめる人が多い傾向がありました。

もっとも、出生数が増加したとはいえ、大幅に増えたわけではないです。
日本の人口を維持するには、合計特殊出生率(女性が産む子供の数の平均)が2.08必要だそうですが、昨年の日本の合計特殊出生率は1.25で、2.08ははるかに遠いです。

また、少子化の原因として、経済的な面もありますが、他にも原因はいろいろあります。
それらの複合的な原因を包括的に解決していかないと、出生率を上げるのは難しいでしょう。
ここまで少子化が進んでしまった後では、少々ドラスティックな策も必要かも知れません。