IEEE802.11nドラフト版対応の無線LAN

WZR-G144N/P現在の無線LANは、IEEE802.11aまたはIEEE802.11gの規格に対応した製品が多いです。
これらの後継規格として「IEEE802.11n」の策定が進められています。
このIEEE802.11nのドラフト規格に対応した製品が、バッファローから発売されました。

バッファローのIEEE802.11nドラフト対応無線LAN「WZR-G144N/P」のページ

IEEE802.11nでは、複数本のアンテナを使って同時に複数の通信を行い、通信速度を上げるという仕組みが取られます。
そのため、IEEE802.11nは、現行のIEEE802.11a/gより大きくスピードアップします。

製品ページによると、至近距離なら80MBPSの通信ができ、IEEE802.11gの2倍以上の速度が出るとのことです。
また、100m離れたところでも、55MBPSの通信ができるそうです。

当方でもIEEE802.11gの無線LANを使っていますが、家の端から端までだと電波が弱くなり、速度も落ちます。
距離が離れていても高速に通信できるなら、IEEE802.11nは魅力的です。

ただ、現状ではIEEE802.11nの規格はドラフト段階で、正式な規格になるのは来年1月の見込みだということです。
そのため、IEEE802.11nドラフト対応の機器を購入した場合、正式規格になった時点で、ファームウェアの更新等が必要になることも考えられます。