デフレ脱却の動きが進む

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国土交通省の発表によると、東京・大阪・名古屋の3大都市圏の商業地の地価が、15年ぶりに上昇に転じたそうです。

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日本は長きに渡ってデフレに苦しめられてきましたが、このところデフレ脱却を示すデータが次々と出ています。

先日、日本銀行は、それまで続けていた「量的緩和政策」を解除することを発表しました。
消費者物価が安定的に前年同月比でプラスになってきたことから、日本がデフレから脱却したと判断して、解除に踏み切りました。
それまで行っていた量的緩和(大雑把に言えば「お金のばらまき」)という、先進国では前例のない状態をやめて、通常の状態に戻していこうというものです。

デフレから脱却し、穏やかにインフレになりつつあるわけですが、そうなると通常は金利が上昇します。
すでに、日銀の今後の動きを見越して、長期金利(10年国債の金利)が上昇傾向になっています。
短期の金利はまだまだ低いですが、これも今後は徐々に上がっていくものと思われます。

住宅ローンを組む際に、金利の方式として固定金利と変動金利があります。
借入れ時点だけを見ると、変動金利の方が金利が低いので、魅力的に見える方が多いと思います。
しかし、今後金利が上がっていくと、変動金利の住宅ローンの金利も上昇することになります。
変動金利のローンを組む場合は、金利が将来上がることを想定して、あらかじめ返済のシミュレーションを行うことをお勧めします。