「WordPressで学ぶPHP(3)関数編」を発売しました。
本書は「WordPressで学ぶPHP(1)変数・制御構造編」「WordPressで学ぶPHP(2)データ構造(配列・オブジェクト)編」の続編にあたり、PHP組み込みの関数や、独自の関数を作る方法などを解説します。
Kindle本で、定価400円です。
複数種類のアーカイブページを出力する(その4)
「複数種類のアーカイブページを出力する」の第4回として、Blogの各ページからアーカイブページへのリンクを入れる方法を解説します。
1.アーカイブページへのリンクを入れるタグ
アーカイブページへのリンクを入れるには、以下のようなテンプレートタグを使います。
| リンク先のアーカイブページの種類 | テンプレートタグ | 使用可能な箇所 | 
|---|---|---|
| カテゴリー | MTCategoryArchiveLink | MTCategories/MTSubCategoriesタグのコンテナの内部 | 
| MTEntryPermalink | MTEntriesタグのコンテナの内部 エントリーアーカイブテンプレート | |
| 日別/週別/月別 | MTArchiveLink | MTArchiveListタグのコンテナの内部 | 
| MTEntryPermalink | MTEntriesタグのコンテナの内部 エントリーアーカイブテンプレート | |
| エントリー | MTEntryPermalink | MTEntriesタグのコンテナの内部 エントリーアーカイブテンプレート | 
なお、MTEntryPermalinkタグでアーカイブページへのリンクを出力する場合、「archive_type」アトリビュートを以下のように指定します。
ただし、通常の設定では、「archive_type」アトリビュートを設定しない場合は、エントリーアーカイブページへのリンクになります。
| リンク先 | アトリビュート | 
|---|---|
| カテゴリー | archive_type="Category" | 
| 日別 | archive_type="Daily" | 
| 週別 | archive_type="Weekly" | 
| 月別 | archive_type="Monthly" | 
| エントリー | archive_type="Individual" | 
2.「優先」の設定とタグの関係
ただ、上記のタグは、「優先」に設定されているアーカイブページへのリンクを出力します。
優先にするアーカイブページのテンプレートは、Blogの設定ページの「公開」タブの「アーカイブ・マッピング」の部分で指定します。
優先の設定にできるテンプレートは、アーカイブの種類ごとに1つだけです。
それ以外のテンプレートのページにリンクするには、上記のタグ(MTEntryPermalink等)を使うことはできません。
各種のテンプレートタグを組み合わせて、テンプレートの出力先ファイル名と同じになるように、リンクを作り出す必要があります。
3.設定例
例えば、エントリーアーカイブテンプレートを2つ作り、優先でない方の出力先ファイル名を、「%y/%d/%m-%h%n%s.php」のように、エントリーの日付から決めるように設定したとします。
この場合、個々のエントリーへのタイトルを出力し、そこに個々のエントリーのページへのリンクを設定するには、エントリーの日付を表す「MTEntryDate」タグを使い、以下のようにします。
<a href="<$MTEntryDate format="%Y/%m/%d %H:%M:%S"$>.php"><$MTEntryTitle$></a>


 
  