イイヤマが民事再生法を申し立て

パソコンのディスプレイなどを製造販売しているイイヤマが、昨日に民事再生法を申し立てたとのことです。

イイヤマは、かつては低価格なディスプレイを売りにしていて、勢いがありました。
私も、以前にイイヤマのディスプレイにお世話になったことがあります。

しかし、パソコンの低価格化が進み、低価格路線での他社との差別化が難しくなって、売上が急減したようです。
2001年3月期の売上は614億円でしたが、2005年3月期には約120億円まで減少したそうです。

イイヤマの再建には、MCJ(マウスコンピュータジャパン)が名乗りを上げています。
MCJはBTOパソコンの製造販売を行っている会社であり、自社のパソコンとイイヤマのディスプレイをセットにすることなどで、シナジー効果が得られると判断したものと思われます。

MCJは先日にはパソコン系出版社の秀和システムを買収するなど、このところ勢いに乗っています。
イイヤマの買収が吉となるかどうか、注目されるところです。