さくらインターネットのIPO（株式新規公開）

さくらインターネットは、低価格でありながら動作が比較的軽快で、安定したレンタルサーバーです。
私が知っている中にも、動作の重いレンタルサーバーを見限って、さくらインターネットへ移行された方が何人かいらっしゃいます。

そのさくらインターネットが、東京証券取引所の新興企業向け市場の「マザーズ」への上場が承認され、株式が新規公開されます。

今日から、「ブックビルディング」が開始されました。
ブックビルディングとは、提示された仮条件に対して、個々の投資家が「私は○○円で□株買いたい」と応募し、その需要から公募価格（投資家に最初に販売する時点の価格）を決めることです。
ブックビルディングに応募し、抽選に当たれば、公募価格でさくらインターネットの株を買うことができます。
ちなみに、仮条件では、1株あたり16万円～18万円という値段が提示されていて、1株単位で応募することができます。

もっとも、抽選にあたる確率はきわめて低いです。
私もこれまでに、いろいろな銘柄のブックビルディングに応募してきましたが、1回しか当たったことはありません。

抽選に外れた場合、どうしてもその株を買いたければ、上場後に市場で買えば良いです。
しかし、上場直後は買いが殺到して公募価格から株価が大きく上がり、その後に失速して株価が下がりだすこともよくあります。
したがって、上場直後に市場で買うことは、あまりお勧めしません。
しばらく様子を見て、株価の動きが落ち着いてから買う方が良いでしょう。

今年は株価が順調で、IPOする企業も多くなっています。
ネット関連では、ぐるなび、オールアバウト、ターボリナックスなどがIPOを行っています。
IPOは応募するだけなら無料ですので、どんどん応募してみると良いと思います。