デフレの終焉が近い

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今朝の新聞によると、日本銀行の福井総裁が「消費者物価指数が年内にも0%か若干のプラスになる」と述べたそうです。

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「消費者物価指数」とは、私たち一般消費者が良く購入する物やサービスについて、その値段を集計して、ある時点を100とした時の比率で表したものです。
現在では、平成12年を基準として消費者物価指数が求められています。

中国やインドなどの経済が発展するのに伴って、世界的に物の需要が増えて、値段が上がりつつあります。
例えば、原油価格はこの2年ほどの間に倍以上になっています。
このような世界的な物価上昇によって、日本でも物価が上がろうとしています。

ここ数年の日本は、物価が下落する「デフレ」が続いていましたが、その終わりがようやく見えてきたことになります。
デフレの間は、現金を持っていれば、時間が経つにつれて物価が下がり、数字上では同じ金額でも、実質的には価値が増えました。

しかし、物価が上がる「インフレ」になると、デフレとは逆に、現金は時間が経つにつれて価値が目減りしていくことになります。
タンス預金などで現金を眠らせておくと、その価値が下がっていくのです。

すっかりデフレ慣れしてしまって、すぐには頭を切り替えられない方も多いと思います。
しかし、インフレになれば、デフレとは反対の対策を取ることが必要になります。
早めのインフレ対策が重要になってきたと言えるでしょう。